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いざ歌声高らかに =県民歌の発表音楽会=

 

 ゆくて明るき民主の楽園、われらが兵庫復興のため兵庫県が全国から募集した県民歌発表音楽会は憲法実施記念行事の一つとして八日午後一時半から神戸親和高女講堂で開催、藤原県社会教育課長の開会の辞にはじまり岸田知事から歌詩一等当選者野口猛氏に表彰状が渡され、つづいて知事の県民歌制定の意義とその普及を願うあいさつあり、芦屋文化学園生徒の県民歌合唱を皮切りに余興に入り各学校生徒、児童や工場文化部の人たちの歌や踊り、歌詩の選者富田砕花氏の歌詩解説、テナー神宮寺雄三郎氏の独唱、大阪音楽学校の長井斉氏の県民歌指導、宝塚音楽学校同管弦楽団の演奏、最後に参会者全員で「わき立つよろこび日本のあけぼの…」と高らかに合唱して多彩な幕を閉じた(写真は県民歌発表会場)

 

(出典)神戸新聞・194759日付2面 ※原文は旧字・旧仮名遣い

 

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